2009年2月17日火曜日

かもめ食堂


03年に『バーバー吉野』でデビューした新鋭・荻上監督の最新作。
『バーバー吉野』と続く『恋は五・七・五!』に流れていた、監督独特の心地よい空気感は本作でも健在。
小林聡美、片桐はいり、もたいまさこと、唯一無二の存在感を発揮する女優を迎え、何とも不思議で暖かな作品が誕生した。
原作は人気作家、群ようこが初めて映画のために書き下ろした。
日本から最も近いヨーロッパの国、フィンランドの小さな食堂で過ぎていく緩やかな時間は、とても贅沢な気分を味わわせてくれるはず。
また、食堂を訪れる客のひとりとして、
フィンランドの名匠アキ・カウリスマキの『過去のない男』の主演俳優、
マルック・ペルトラが出演している。

=== ストーリー ===
サチエ(小林聡美)はフィンランドの都市、ヘルシンキで「かもめ食堂」という名の日本食の小さな店を営んでいる。
ある日カフェにやってきた日本かぶれの青年に「ガッチャマンの歌の歌詞」を質問されるが、
思い出せず悶々としていると、町の書店で背の高い日本人女性ミドリ(片桐はいり)を見かける。
もしや、と思い試しに「ガッチャマンの歌詞を教えて下さい!」と話しかけると、見事に全歌詞を書き上げるではないか。
旅をしようと世界地図の前で目をつぶり、指した所がフィンランドだった…というミドリに「何かを感じた」サチエは、彼女を家に招き入れ、やがて食堂で働いてもらう事に。

一方、マサコ(もたいまさこ)は両親の看護という人生の大役を務め終え、息抜きにフィンランドにたどり着いたものの、手違いで荷物が紛失してしまう。
航空会社が荷物を探す間にかもめ食堂へとたどりつく。

生い立ちも性格も年齢も違う3人の女性が、奇妙な巡り合わせでかもめ食堂に集まった…。
DVDで鑑賞
なんといってもこの三人!!さすがとしか言えないですね。
この空気を作り出せるのはそうそういないと思います。この三人の組み合わせは素晴らしかったです。
小林聡美のリアルともたいまさこの奇妙さと片桐はいりの計算されたコミカルさがもう。。。。
本編内に呪いのわら人形について話すシーンがあるのですがそこが大好きです。
我が家の姉いわく「だから何??何が言いたいの??」って感じる映画だそうですがメッセージ性を考えるよりその時間を楽しんでもらいたい。

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