2009年3月3日火曜日

ジョーブラックをよろしく


監督・製作は「セント・オブ・ウーマン夢の香り」のマーティン・ブレスト。
脚本は「フリントストーン」のロン・オズボーンとジェフ・レノ、「ジュニア」のケビン・ウェイド、「訣別の街」のボー・ゴールドマン。
撮影は「大いなる遺産」のエマニュエル・ルベズキ。
音楽は「モンタナの風に抱かれて」のトーマス・ニューマン。
美術は「カジノ」のダンテ・フェレッティ。
衣裳は「フェイク」のオード=ブロンソン・ハワードとデイヴィッド・ロビンソン。
出演は「セブン・イヤーズ・イン・チベット」のブラッド・ピット、「バスキア」のクレア・フォラーニ、「マスク・オブ・ゾロ」のアンソニー・ホプキンス他。



=== ストーリー ===

大富豪パリッシュ(アンソニー・ホプキンス)のもとに突如客がやって来た。
実はパリッシュを迎えに来た死神で、ついでにパリッシュを案内人にして人間の世界を見に来たのだった。

パリッシュは家族や周りの人間を驚かせないようにとジョー・ブラックと名づけ紹介する。

娘のスーザン(クレア・フォラーニ)は彼の姿を一目見るなり驚く。
ジョーは街で意気投合した青年にそっくりだったからだ。
それもそのはずジョーは死んだその青年の肉体を借りてこの世界に降りてきたのだ。
その後二人は??

死神と自分の死を目の前にしながら過ごすパトリッシュは??

人間の「生」を目の当たりにする死神ジョーは??



DVDにて鑑賞


人間パトリッシュは死神=死というあからさまな逃げようの無い存在を目の当たりにし、
死神ジョーは人間=生という味わうことの無い経験を目の当たりにし
互いの存在を通して「何か」に気付いていく。。。

私は人間だからパトリッシュの側なのだが死神の心境というか、ジョーの悲しみ・辛さみたいなものが垣間見れて面白く感じました。

ジョーが病院を訪ねるシーンで目的のスーザンが居ないと知った時の顔が可愛かった。

ジョーの外見は青年だが、心は死神でもなく青年でもなく、まるで小さな男の子だった。

パトリッシュの心の苛立ちや悲しみにも注目。
いつ宣告され連れて行かれるかも知れない存在から逃げ出すことも許されず、ただ待つことも出来ず、心の葛藤と生きることの再認識・再確認へ変化していく様は見所といえるだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿